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目標設定の方法

半期や年間で、PJ・チーム・個人の目標を設定する場合は以下を参考にしてください。

テンプレート

以下テンプレートです。

  • 目標の数だけ以下をコピーしてください。
  • *XXXX* は置換してください。
  • 列挙形式になっている箇所は必要に応じて追加・削除してください。
==<*成果目標タイトル*>==*目標比率*%
▼背景
・*成果目標に関係のある背景を記載*
・*例:PJの要員交代など*
・*例:今期のスケジュールなど*

▼成果目標
*Objectiveを記載*

[1.*Objectiveの詳細を記載*]
・*KeyResultを記載*
・*KeyResultを記載*
・*KeyResultを記載*

[2.*Objectiveの詳細を記載*]
・*KeyResultを記載*
・*KeyResultを記載*
・*KeyResultを記載*

▼作業目標
[1 向け]
・*Objective詳細1のKeyResultを達成するための作業を記載*
・*Objective詳細1のKeyResultを達成するための作業を記載*
・*Objective詳細1のKeyResultを達成するための作業を記載*

[2 向け]
・*Objective詳細2のKeyResultを達成するための作業を記載*
・*Objective詳細2のKeyResultを達成するための作業を記載*
・*Objective詳細2のKeyResultを達成するための作業を記載*

事前準備

  • 上位の組織(チーム/PJ/部/事業部/本部/会社/会社グループ)の目標について理解すること、
    必要に応じて上位者から説明してもらうこと

目標間の関係

  • 無秩序な羅列ではなく、切り口を明確にして、MECE(漏れなくダブりなく)に
  • 優先度か作業量がおおきいものを上から順に並べる

目標の比率

  • 比率は大きくしすぎない(45%以上を目安に)
    • 大きいと目標の解像度が低く
      評価の精度が低くなるため
  • 作業量/評価対象期間 を明確にする
    • 評価期間が半期(6ヶ月)で、作業量が1ヶ月(約20営業日)の場合は、1/6 = 17%程度
  • 自己研鑽の目標の比率は自分の役割に応じて設定する
    • リーダーは10% ※PJ貢献がメインなので
      新人は20% ※自己成長がメイン(将来のPJ貢献を期待)なので

1つ1つの目標の構成

  • 成果目標と作業目標に分ける
  • 成果目標は評価期間終了時点での状態を示す
    • 状態はOKRでいうObjectiveとKeyResultを示す
  • 作業目標は成果目標を達成するために実施する効果的な作業を示す

成果目標:Objective

  • 上位の組織(チーム/PJ/部/事業部/本部/会社/会社グループ)目標にアライメントすること
  • 自分で制御可能な目標にすること
    • 例えば新人が「障害0件」のような目標を設定しても、品質担保は新人以外の作業(上位者のレビューや結合テスト)に大きく依存するので、新人が制御可能ではない。この場合、「RV件数削減や、開発を上位者の協力を得ながら主体的にこなせる」のようなものが新人の目標として適切
  • 自分の言葉で説明できるようにすること
    • 「上位目標にそう書いてあるから」などではなく、なぜ上位目標にそう書いてあるかを説明できるようにすること
  • 評価期間終了後の自分をイメージして「やっぱりできなかった」という可能性が高い非現実的なObjectiveを掲げないこと

成果目標:KeyResult

  • KeyResultを達成すれば、Objectiveを達成しているといえるようにKeyResultを列挙すること
  • 達成基準を明確にすること
    • 定量的または定性的に評価可能なものにすること
    • 指標は分母を明確にすること
      • 「RV指摘件数が1件/機能」 など
    • 指標は測定期間を明確にすること
      • 「2月から3月のRV指摘件数/機能 の平均」など
    • 定量指標の場合、数値の妥当性も重要だが、どのような理由でその数値を設定したかの計算式を説明可能にすること
      • えいやで決めた数値は根拠がないため、目標の軌道修正やブラッシュアップが難しい
  • 他に選択の余地がない達成基準だけ設定しないこと
    • 目標「障害0件」は1件でも障害が起きると未達になる。それよりは「障害2件以下」とし、障害発生時の対応もKeyResultに組み込んで、評価期間中に被評価者が継続的に目標に向かって取り込めるような目標にするのが良い
  • 評価期間中に成果物や結果も含むKeyResultにすること
    • 「評価期間終了時点でXXを理解している」などではなく、「評価期間終了の1ヶ月前の時点でXXを理解し、最後の1ヶ月でXXを理解した上でできる作業をこなしていること」などとする

作業目標

  • 掲げている作業を実施すれば、全てのKeyResultを達成しているといえるように作業を列挙すること
  • 評価期間終了後に「余裕がなくて実施できなかった」という可能性が高い非現実的な作業を掲げないこと
    • 「自己学習に取り組む」などの目標であればチームと相談して、時間を確実に確保してもらうような調整をするとこ
    • 「上位者のリーダー作業をヘルプする」などの目標であればチームと相談して、役割を与えてもらえるように調整をするとこ
  • KeyResult達成のための効果的な作業にすること
    • 「徹底」、「努力」、「十分」など抽象的な言葉を使わないこと
    • 「理解する」などでは具体的な成果を伴わないので、理解した上で成果を発揮する作業をあわせて列挙すること

言葉選び

  • 主語(主体)を明確にすること
    • 一つの文中の文節ごとに主語(主体)が変わるような文にしないこと
  • 助詞「も」、「は」
    • 主体との比較対象を明確にすること
      • 「AもXXX」であれば「BもXXX」となる比較対象Bについて明確にすること
      • 「AはXXX」であれば「BはXXXでない」や「BはYYY」となる比較対象Bを明確にすること
  • 「低い」、「高い」、「小さい」、「大きい」などベクトル量スカラ量を相対評価する言葉
    • 相対評価の対象(2つ)について以下を明確にすること
      • 誰の評価か?
      • 基準は何か?
      • いつ時点の評価か?
  • 「メリット」、「デメリット」
    • 何の目標に近づくためのメリット/デメリットかを明確にすること