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成果発表のポイント

新人さんの一年目の成果発表などでは以下を参考にしてください。

発表の目的

「聴衆があなたの成果を理解し評価する」未来を実現することが目的です。
発表はこの目的を達成するための手段です。そのため発表資料・発表時のセリフは、常に「聴衆にあなたの成果を理解させ評価させる」ことを意識して検討してください。

備考

一年間の振り返り・次年目標設定も目的ではありますが、
それらは上記目的に取り組む中で自然と達成できるので、本資料では上記目的に注力して説明します。

構成が重要

スライドのデザインや喋りも重要ですが、一番重要なのは「発表の構成」です。
どんなにデザインが良くても、どんなに喋りがうまくても、構成が定まっていないと、聴衆はあなたの発表趣旨を理解するのに手間を要し評価しづらくなります。
そのためスライド作成前にかっちりと構成を決めてください。

構成検討手順

構成検討では以下を文面で書き起こしてください

  • 想定聴衆
  • 発表の全体概要
  • 発表の目的 ※想定聴取ごとに、発表を聞いた後に、どんな感想・評価を持ってほしいか
  • 各ページの位置付け ※ページごと
    • 概要 ※どんな話をするのか
    • 想定聴衆ごとに、ページの発表を聞いた後に、どんな感想・評価を持ってほしいか
    • 対象ページが全体の目的にどうつながるのか

実際に書き起こすと以下文面になると思います。

発表の構成(マークダウン形式)
## 想定聴衆
- AAAAAA
- BBBBBB

## 発表の全体概要

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

## 発表の目的

### AAAAAA向け
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

### BBBBBB向け
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

## ページごとの位置付け

### 1

- 概要
-XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- 目的
- AAAAAA向け
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- BBBBBB向け
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- 全体の目的にどうつながるのか
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

### 2

- 概要
-XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- 目的
- AAAAAA向け
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- BBBBBB向け
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
- 全体の目的にどうつながるのか
- XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX




表形式のほうが管理が楽であれば、以下です。

ページ概要目的位置付け
全体XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX・(A向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
・(B向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
-
1XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX・(A向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
・(B向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
2XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX・(A向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
・(B向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
3XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX・(A向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
・(B向け)XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

その他ポイント

発表構成検討以外にも要点があるので主要なものを以下に示します。

  • 聴衆の文脈を意識する
    • 想定聴衆が事前に知らない情報を、大前提として説明を省略したりしない
      • 例えば想定聴衆に営業の同期を含むなら、非技術者である営業の同期に伝わるような技術要素の説明にする
  • 結論から提示する
  • 実務での活躍・そのための成長をアピールする
    • Before/Afterで成長を聴衆に理解してもらい、成長を通じて得た実務での成果をアピールする
  • キャッチコピーを聴衆に植え付ける
    • 聞いた後に「XXXXの発表ね」と簡単に覚えていられるようなキャッチコピーが有ると無いでは印象が全然違います
  • いらすとや や外部の画像サイトを使うときは利用規約を確認する
    • 例:いらすとやの絵は20個/プレゼンが無償利用の上限
  • 何回も発表練習する
    • 本番相当の声量・顔の向き(Zoomを使って自分の目線も確認)で詰まらず時間内に発表できるように練習する
    • スマホで動画撮影して、撮影した動画をチェックする
    • テレビ会議の場合は、髪が顔に掛かって暗く見えないようにしたり、部屋のライトで顔が影にならないようにする